2024-07

科学技術社会論

技術決定論、社会構成論、技術システムアプローチ

技術発展の形式は、技術決定論、社会構成論、技術システムアプローチなどの構図で説明できる。 技術決定論は、技術的な発明が社会の変化を決め、歴史を駆動する動力となる考え方である。この考えでは、技術は社会的ニーズとは無関係に発展し、次の技術を生ん...
科学技術社会論

境界画定作業(boundary work)と境界オブジェクト(boundary object)

STS(科学技術社会論)の文脈では、昔から、境界画定作業や境界オブジェクトという概念を用いて、科学とそれ以外のものとの相互作用について研究している。 「科学以外のもの」の代表的なものは、政策である。これまでも、科学技術政策を境界画定作業の概...
科学技術社会論

作動中の科学 science in making

「作動中の科学」とは、科学者が持っている「科学というものは研究によってその内容が日々変化し続ける」という科学者自身が持つ科学観である。一方、科学者が持つ「作動中の科学」という概念とは反対に、一般の人々の持つ科学観を「固い科学観」と呼ぶ。これ...
科学技術社会論

「固い科学観」と「柔らかすぎる科学観」

以下の本を読んだ。 この本は題名にあるとおり、科学技術社会論に関する論考を集めた本だ。この本の第2章「ものの見方を変える」(藤垣裕子)では、「固い科学観」という概念が出てくる。 「固い科学観」とは一般の人の科学に対する考え方を表した表現であ...
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